「現状維持バイアス=リスク回避型の思考」は日本経済の低迷原因ではないか?

さて、まずは言葉の意味の説明をします。バイアス(bias)とは「斜め、偏り・偏見」という意味で翻訳される。業界によっては色々な意味として使うことがあるため、ここでいうバイアスは「偏見」や「思考や意見に偏りを持つ」ことと理解してもらいたい。

私は「バイアス」という言葉を心理学者が「認知バイアス」といったりして語っている印象が多いので、理解するのは難しいのではないかという認識がある。しかし「現状維持バイアス」という言葉が「リスク回避型の思考」であると聞いた時はみょうに頭たがすっきりした。

なぜ、スッキリしたかというと、ここ最近の日本経済低迷では日本型組織構造がよく問題視されているが、それだけでは説明できない部分が多かったためだ。

ここからは「現状維持バイアス」がどう作用して経済が低迷しているのかを私なりの「バイアス」を通して解説してみます。

尚、私の知能がかなり低いこともあり、ツッコミどころが多いと思います。なので、興味があったら読んでみてください。

なぜ?日本経済は低迷しているのか

日本文化や日本の歴史による影響も考えなければならいが、日本の組織構造は過去の経済大国日本を支えてきた屋台骨であるのは間違いない。

この成長期がもたらした大いなる遺産「レガシー」は、長期雇用による「安心」「安全」である。この恩恵が続くと教えられながら育ってきた世代が今の日本経済を支えるど真ん中にいる。

しかし、大きく転換された経済とグローバライゼーションによってこの恩恵を受けられるのは「団塊世代」までであると知らされることになった。さらには、メディアなどが不安を煽り立てることで世代を超えて不安や疑心暗鬼が巷へと流れていった。

そして、経済低迷期の長期化に入っていくなかで「安定」「安全」場所は狭まり「不安」「危険」が急速な心理的高低差を作った。そこから生み出された「現状維持バイアス」「人間の本能」に起因する「リスク回避型の思考」であった。

この思考そのものが「日本経済の低迷」の大きな原因ではないかと考えている。

※歴史や年代別に経済情報から紐解きながら説明したかったが長くなりすぎるのでやめました。

現状維持バイアス=リスク回避は人間の本能

現状維持バイアスとは行動経済学によって調査された「人間の本能による危険回避能力」とも言われている。

「現状維持バイアス=リスク回避」がはたらくとき人間はリスクに対して安全で確実な場合でしか動かない。

一般論としては現状維持バイアス(リスク回避型)のほうが過多だと思うが、リスクを避けるのは、人間の本能的な危機管理側面もあると思う。なので、それをバイアスだと認識して、過度に抑圧してリスクテイクをすると、逆に心理的に負担が多いこともある。

言い換えれば「好き嫌い」そのものだと思う。

まとめ(感想)

何故なら、過去も今も「人が活動のするからこそ経済が循環する」からだ

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